親父の視界 ~ただ実家を継いで医者になるのに抵抗があった~

医学生の学習風景の画像

「親の言うとおりに生きたくない」という気持ちは、男なら誰もがもっているものかもしれません。けれど大事なことは「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」なのかもしれません。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐< 以下、本文です。>‐‐‐‐‐‐‐‐‐

大学中退

自分にできる微かな抵抗

ただ実家を継いで医者になるのに抵抗があった

フリーターをして食いつないでいた四年間

別にいつ死んでもいいとさえ思ってた

四年ぶりの親父との電話

「病院は経営難で畳むことにした。俺の考えを押し付けて悪かったな。

母さんが心配してるいつでも帰ってこい」

声が震えていた

5年ぶりの帰郷

久しぶりに会った親父

なんでこんなに痩せてんだよ

あんなにデカかった背中は見る影も無くなってた

患者のいなくなった病院を寂しそうに見ていた

26歳医学部二回生

ただあんたが見てきた風景を見てみたくなっただけ

埃まみれのパンチパーマ ~使い捨てカメラで撮影してはギャーギャー騒いで~
阪神大震災後、あるファミレスが食事をボランティアで無料提供。目が回りそうな忙しさの中、恐らくは他県から震災見物に来た若者...
涙の輸血 ~一本の細い腕が恐る恐るあがりました。~
ベトナムの村にある孤児院が爆撃を受けました。複数のケガ人がでましたが、中でも特に8歳の女の子が重傷で危険な状態。輸血が必...
笑う女子高生 ~「てめぇお姉さん(私のこと)に謝ってけよ!」~
都内某所にお花見に行った時のこと。その日はやけに肌寒く、温かい飲み物を求めて最寄のスターバックスは長蛇の列。彼女もそこに...
ブラウン管の外のプロポーズ ~彼女ビックリしてた。目がまん丸~
ある男性が5年以上同棲している彼女にプロポーズを決意。その経緯を2ちゃんねるに書き込んだのですが、展開は意外なものでした...
ひらがなの手紙 ~当時ひらがなを覚えたての私が読めるように~
お母さんは彼女がまだ幼稚園のときに他界。そして残していく愛娘に一通の短い手紙を残しました。まだ幼い娘に読めるようにと平仮...