バス停の恩人 ~うちの子お喋りが出来ないんだ。だから答えれなくてごめんね~

バス停でバスを待つお母さんと幼い娘

お父さんには悩みがありました。それは、もうすぐ三歳になる息子が上手く言葉をしゃべれないことです。ある日お父さんは、その悩みをいつもバス停で会うよその子のママさんに告白したのです。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐< 以下、本文です。>‐‐‐‐‐‐‐‐‐

※管理人より 下記の文中に出てくる「二語文」という言葉は名詞+動詞などの二つの単語からなる簡単な文章のことです(例:「ママ好き」など)。子供がいらっしゃらない方には馴染みのない言葉だと思いますので、一応参考までに。〕

子供が3歳目の前にしているのに二語文はない。

専門医に色んな検査をしてもらい、今のところ病名をつけるようなものではないと診察された。でも不安で不安で仕方なかった。

いつもバス停で一緒になるお友達のお母さんが喋りかけてくれてた。

その時勇気を持って告白。

「うちの子お喋りが出来ないんだ。だから答えれなくてごめんね。」って。

そしたらそのお母さんが笑いながら

「大丈夫大丈夫。いつか喋れるよ。ね~、言ってる事は分かってるもんね~。」

と子供をあやしてくれた。

その告白以来、そのお母さんは息子に「バイバイ」と声をかけタッチをしてくれるようになった。

いつもよりも言葉をかけてくれるようになった。

今日はバス停まで手を繋いで行ってくれた。

その後子供と二人でお散歩に出かけた。

子供が「あっち、いく」と手を引っ張ってくれた。

初めての二語文に嬉しくて思わず泣いちゃった。

ありがとう、ありがとう。

笑顔でいつも接してくれて本当に感謝してます。

子供と向き合って必死になってる私を追い詰めず、

いつも笑顔で大丈夫といってくれたあなたのおかげです。

子供だけじゃなく、私自身がいつも救われていました。

あなたのように、

大きな笑顔で他の誰かの役に立てるように頑張ります。

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