月まで届くホームラン ~少年はその選手へファンレターをつづり~

ボールを打とうとしてスイングしている大リーガーの画像

アメリカのとある地方に野球が大好だけれども目が見えない少年がいました。手術を前に少年は一人の大リーグ選手へ気持ちを伝えます。「つよいこころがほしい。ぼくのヒーロー…」と。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐< 以下、本文です。>‐‐‐‐‐‐‐‐‐

アメリカの、とある地方に野球観戦の大好きな、でも、目の見えない少年がいました。

少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。少年はその選手へファンレターをつづりました。

「ぼくは、めがみえません。でも、毎日あなたのホームランをたのしみにしています。

しゅじゅつをすれば見えるようになるのですが、こわくてたまりません。 あなたのようなつよいこころがほしい。ぼくのヒーローへ。」

少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。 カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はこう約束します。

今度の試合でホームランを放てば、少年は勇気をもって手術に臨む、と。

そして、その試合、ヒーローの最後の打席。2ストライク3ボール。テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで固唾をのんで見守り、少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。

ピッチャーが投げた最後のボールは・・・、大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりました。 全米から大きな溜め息が漏れようとした、その時、スタジアムの実況が、こう伝えました。

「ホームラン! 月にまで届きそうな、大きな大きなホームランです!」

ちょこんと座った女の子 ~「なんだこれは、夢か?まだ夢か?」~
彼は20歳の時に結婚。学生結婚です。二年ほどした頃、奥さんの妊娠が発覚、彼はとても喜んで働くために大学を辞めました。しか...
ミスドの親子 ~ゆーえんちいって、かんらんしゃ!おかーちゃんいっしょ!~
ある日曜日、ミスタードーナッツに行くと、後ろの席に若いお父さんと3歳ぐらいの可愛い男の子の親子が座りました。肩越しに聞こ...
死んでる暇の無い人 ~それやったら手術まで、私も仕事を全部休むわ~
一ヶ月ほど前、彼に病気が発覚。「ステージⅢ後期の大腸癌」という診断で楽観できない状況。そのことを妻に話すと彼女は、自分も...
迷惑かけてゴメンね ~一年前の今頃、妹が突然電話をかけてきた~
普段あまり交流のない妹から突然の電話。病院で検査をしたら家族を呼べと言われたらしいのです。妹さんは両親に心配をかけたくな...
国防の盾 ~敵が攻めて来たら、殺すぐらいなら殺される方がマシだ~
自衛隊反対には、戦時に「殺される覚悟」災害時には「救われない覚悟」が必要です。そうした思想は個人の自由ですが、しかし、そ...